施工事例 新築
木の家 ‘ちょうどいい’ 平屋
木の香りが心地よい家族の平屋
約3畳のファミリークロークを建物の真ん中に配置した平屋です。
平屋の場合、平面の移動が多くなるため、回遊性の高さが設計のポイントとなります。そこで、家族4人の持ち物を収納できるファミリークロークを建物の中心に配置。ファミリークロークと各自の個室、バスルームなどの水回りへの動線をスムーズにしました。
ファミリークロークには各自の持ち物をまとめて収納することで、各個室の収納は思い切ってゼロに。その分、現在も将来も自由な使い方ができる空間になっています。
サンルームは最も日当たりのよい南側に配置。2.2畳の広さで、洗濯物をたっぷり干すことができます。リビングも南側にあるため、サンルームが日差しを遮らないよう、リビングとサンルームの間にはオーダーメイドの木製ガラス引き戸を入れました。
リビングとサンルームに面したウッドデッキは縁側をイメージ。デッキ全体に屋根がかかっており、室内と屋外の中間のような心地よい空間を生み出しています。
リビングの天井やフローリング、室内の引き戸は無垢材を使用。年月とともに変化する風合いを楽しむことができます。フローリングには、無垢材対応の温水床暖房を採用しました。
ご主人のご要望で設けた書斎は、あえて天井を低く抑え、小さな山小屋のような落ち着いた雰囲気に。景色も楽しめる窓や、配線がしやすいスリット入りのデスク、造り付けの本棚などを備え、コンパクトながらも仕事のしやすさを大切にしています。
竣工
2022年5月
家族構成
夫婦+子供2人
設計
宮地亘設計事務所
大工棟梁
大竹利雄
規模
104.9㎡(延床31.75坪)